国生さゆり、初小説「国守の愛」が漫画化! LINEマンガなどで〝会員番号〟の8日から配信、今後も「みんながびっくりすることをやる」
女優、国生さゆり(58)の初小説「国守の愛」がデジタルコミック化されることが7日、分かった。8日からLINEマンガなどで先行配信される。秘密組織に命を狙われる女性研究者の戦いを描くSF長編作。2021年から小説投稿サイトに投稿していた同作を編集者が見つけてオファーした。国生は「波状攻撃していきたい」とさらなる展開に意欲をみせた。 おニャン子クラブとしてデビューして40年。国生が漫画の原作者として新境地を開く。 漫画「国守の愛~群青の人・イエーガー~」は、国生が本名・國生さゆり名義で書き上げた小説が原作。女性科学者が秘密裏で開発した「液体ディバイス」を巡る攻防を描くミリタリーアクションで、研究を狙う秘密組織から彼女を守る特殊部隊員や幼なじみとの三角関係も描かれる。 今回は全3章ある原作のうち2章を漫画化。脚本や画はプロチームが作成しているが、色遣いや細かい背景は本人がプロデュース。8日からフルカラーの縦型スクロールタイプで配信される。 サンケイスポーツの取材に応じた国生は「いつか漫画やドラマ、アニメ化されたらいいなって思っていた。しかも(配信開始日の)8日って私の会員番号と一緒」と大喜び。「一人で書いていたものが漫画になるとプロジェクトになる。実績や数字を残していかないと次につながらないので、作品と向き合っている最中です」と気合を入れた。 〝作家・國生さゆり〟誕生のきっかけは小説投稿サイト「小説家になろう」。コロナ禍に「何か残したい」と思い立ち、スマートフォンのメモ機能を使って小説を書き始めたところ、一般公開されていたことが判明。出版社の目にも留まり漫画化が決まった。 予想外の出来事に「機械音痴で良かった」と照れつつ、「映像を見ているかのような文章を書きたいと思っている。心の中に蓄積がいっぱいあるので」と執筆への意欲は増すばかり。 作家業は女優業にもいい影響を与えているといい、「小説を書くことで女優をやったときに自分に対して柔らかくなるんです」と説明。今後については「『バレンタイン・キッス』の次(の代表作)がほしいじゃん。みんながびっくりすることをやるから」と予告した。 ★ジャンルは決めず「吐き出して書いています」
小説投稿サイトには、ほかにも「ぬいぐるみ」「せいの一族」「恋文」など国生が執筆した作品がズラリと並ぶ。「今は特にジャンルは決めずに自分の中のトゲとかわだかまりとかを吐き出して書いています。一日中、小説を書いている日もあります」と充実の笑み。漫画化に対して大切にしたことは「原作者が口を出し過ぎると面白みがなくなると思う。手放すことを大事に最低限のこだわりを伝えた」と明かした。