真田広之〝叶った悲願〟ドラマ「SHOGUN 将軍」がゴールデン・グローブ賞4冠 求めた「ハリウッドで本物の時代劇を」
第82回米ゴールデン・グローブ賞のテレビドラマ部門で作品賞や主演男優賞など4冠に輝いた米配信ドラマ「SHOGUN 将軍」。主演に加え、プロデューサーまで買って出た俳優、真田広之(64)の「ハリウッドで本物の時代劇を」という悲願がかなった瞬間だった。 作品賞、真田の主演男優賞に加え、浅野忠信(51)が助演男優賞、アンナ・サワイ(32)が主演女優賞を受賞した。日本人の主演男優賞、助演男優賞の受賞はいずれも初めて。真田は受賞スピーチで「私の人生に関わってくれたすべての人に感謝したい。皆さんのおかげでこの場に立てた」と述べた。 「SHOGUN」は「関ケ原の戦い」前夜の日本を舞台に、武将らの人間ドラマを描く。真田は徳川家康がモデルの武将、吉井虎永を演じた。 今作では劇中のせりふの7割が日本語だったため、米国では字幕付きで放送。過去に出演したハリウッド作品での日本文化の描かれ方や劇中で日本人が英語を話すことに違和感を覚えたという真田。今作ではプロデューサーも務め、多くの日本人俳優を起用したばかりか、所作などにも隅々まで気を配り、〝本物の時代劇〟を求めている。 昨年のエミー賞では、連続ドラマ部門作品賞など18冠を達成した。