センバツ21世紀枠 神辺旭、中国候補校に 「自覚持ち練習を」 /広島
日本高校野球連盟が9日発表した来春の「センバツ21世紀枠」全国9地区の候補校のうち、中国地区から県立神辺旭(福山市神辺町)が選ばれた。県高野連は21日、中国地区候補校の表彰式を行う。 神辺旭は秋季県高校野球大会でベスト4に進み、創部以来初めて中国地区大会に出場した。 練習グラウンドを強豪の陸上部などと共用する万全とはいえない環境の中、データに基づく練習など工夫を重ね、主体的に粘り強く努力する姿勢が身につき、近年は県内で安定した力を発揮していること、地域貢献の活動を行なってきたことなどが評価された。 9日の練習前に三浦喜成校長から候補校に決まったことが伝えられ、石井恒主将は「中国地区の代表であるという自覚を持ち、全国レベルの練習をしていこう」と呼び掛けた。高橋良輔監督は「勝つことを意識して他校の何倍も努力していきたい」と話した。 センバツ出場校は2023年1月27日の選考委員会で決まる。21世紀枠の出場校は、全国9地区の候補校9校から3校が選ばれる。【関東晋慈】