GUの『ラブベリ』“開発者本家”も出てきた無許可パクリ騒動、広報に真意を聞いた結果
若者を中心に人気のファッションブランド『GU(ジーユー)』の公式X(旧ツイッター)で、11月30日に投稿された内容が物議を醸している。 【写真】「言ってくれたら…」GUの投稿に『ラブベリ』開発者が反応
「誤解を招く投稿」と謝罪
《デートにいくよ! オシャレができたら組み合わせを番号で教えて》 と、GUのアイテムが描かれたカードが並んだ写真が添えられていた。 「2000年代に流行したSEGAのアーケードゲーム『オシャレ魔女 ラブandベリー(以下、ラブベリ)』をオマージュしたものだと思われます。平成に流行したブランドやキャラクターなどがリバイバルヒットしており、『ラブベリ』もその1つ。 2024年はゲームが登場してから20周年ということで、展覧会が行われたり、アパレルブランドとのコラボ商品が発売されたりといった盛り上がりを見せています」(ファッションライター) これまでGUはキャラクターとのコラボ商品を多く展開しており、今回の投稿を見た人は、 《コラボを暗に示しておられる…???》 《ラブベリコラボでもくるのか?》 と、期待を寄せていた。 しかし、『ラブベリ』開発者で元SEGAのゲーム制作者である植村比呂志氏がGUの投稿を引用して、 《言ってくれたら広告宣伝費の予算内で着せ替えオシャレできるように作るぞい》 と、投稿。寄せられた質問にも、 《もちろんコラボではない。ラブベリ風のプロモーションじゃな……》 と回答しており、コラボへの期待は裏切られる結果に。 すると、SNSでは、 《コラボでも無けりゃ許可も取ってないってどういう倫理観で仕事してんの???》 《ラブベリコラボ!?!?とか思ったら開発者本家が違うって否定してるからただのパクリ……公式がパクリ……エグい……》 《個人の趣味の範疇ならまだしも企業がやってるのはやばい》 といった非難の声が相次いだ。 これについて、GUに問い合わせてみると、 「このたびは、ジーユー公式Xにおいて誤解を招く投稿をしてしまい、申し訳ございません。ジーユーは開発者、クリエイターの皆様の作品を尊重しており、今回も本投稿を通じてフォロワーの皆様に楽しくスタイリングを考えるきっかけを提供したいという意図で、投稿させていただきました。 誤解を招くことのないコミュニケーションに一層留意しつつ、フォロワーの皆様に喜んでいただけるような投稿を通じて、ジーユーの商品や施策を発信していきたいと考えています」(GU広報担当者) と、回答した。 “オシャレパワー”よりも先にリテラシーを高めたほうがいいかも。