大島優子、初共演の福田悠太の芝居に感服「本当に素晴らしい役者さん」<GO HOME>
小芝風花主演のドラマ「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」(毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系/Hulu・TVerにて配信)が現在放送中。本作は、どこの誰かわからない“名もなき遺体”の身元を特定し、家族の元に帰すことを仕事とする「警視庁身元不明人相談室」を舞台に、捜査官たちの奮闘を描くミステリー×ヒューマンエンターテインメント。この度、本作で小芝演じる三田桜のバディ役・月本真を演じる大島優子にインタビューを実施。真が13年抱えていた過去と向き合うことになる第4話の見どころや、共演の福田悠太の印象を明かした。 【写真】ドラマのことを話している取材中の大島優子 ■クールな真を演じて気付いたこと ――大島さんが演じる月本真は、クールで冷静沈着な捜査官で、性格も趣味も正反対の桜とバディを組んで奔走する役どころですが、真に対して共感する部分はありますか。 プロデューサーや監督と「どういうキャラクターでいったらいいんですかね」とお話した時に、「そのままでいいです」と言われたんです。月本真ってクールで冷静沈着だと相関図で紹介されていて、私クールじゃないなって思っていたんですが、いざ演じてみたら「私ってクールなんだ!」と思いました。真は大人な落ち着きがあって、(話し方が)ロートーンで、でも普段の生活の中ではちゃんと浮き沈みがあったり、テンションが変わったりします。そんな真を見てみたら、私って意外と大人な落ち着きがあるのかなとか、これぐらいのテンションなのかなっていうのを改めて知りました。桜がすごく感情的で、テンションが上がり気味で、真と対照的なので、余計にそういうふうに見えるのかなと思います。 ■描かれていく真の過去 ――7月27日に放送された第3話は、真が婚約者との写真を眺めるところで終わっていて、8月3日(土)に放送される第4話では、真の過去が描かれていくと思います。視聴者から見て、真の見え方は第3話から第4話にかけて変わってくるのでしょうか。 そうですね。桜はご遺体に心を寄せていて、ご遺体のことに熱が入るタイプなんですけど、真は逆にご遺族の方に寄り添っている。そこがすごく真逆な2人ですが、何でそうなのかっていうのが、第4話ではちゃんと紐付けられると思います。真自身が経験していることがあるからこそ、ご遺族にちゃんと寄り添って感情移入しているのがわかると思います。 ■福田悠太の芝居にインスパイアを受ける ――真の婚約者・小田切慎一を演じるのは、ふぉ~ゆ~・福田悠太さんということですが、福田さんとお芝居で対面してどのような印象を受けましたか。また、福田さんの役者としての魅力を教えてください。 福田さんとは初めてお会いしたんですけど、すごくすてきな役者さんだと思いました。 一緒の撮影は2日間だけだったんですけど、初めて一緒に撮ったシーンが、慎一が閉じこもって心を閉ざしてしまっているシーンで。 真にとってはすごくつらいシーンなんですけど、そこでの福田さんは、本当に心を閉ざして病んでいるというのをすごく感じました。 そのシーンがあったから、他のシーンも私の中でどんどんしっかり作られていって。2人の関係性が実はこうだったんだろうなとか、未来はこうしたかったんだろうなとか、いろんなデートをしたんだろうなとか、そんな想像をかき立てられるようなお芝居をしてくださったので、すごく感情が入りやすかったです。そういったインスパイアを与えてくれて、本当に素晴らしい役者さんだなと思いました。 ――今後の見どころを教えてください。 毎回いろんな形でご遺体の身元を探っていって、しっかりと大切な人の元へ帰すことに奔走しているんですけど、第4話は真の13年という長い月日の過去が明らかになります。ある事件がきっかけで、自分のつらい過去と向き合うことになるんです…そして、そんなつらい過去の真実が明らかになり、止まっていた時間がついに動き出す、真にとって重要な回になるかと思います。このドラマが少しでも皆さんの活力になってくれたらうれしいです。 ◆取材・文=水沢あすみ