高層ビルの名残を残しながらも大自然に飲み込まれた世界が描かれた『猿の惑星／キングダム』ポスタービジュアル

猿が支配する黙示録的な世界を描いた「猿の惑星」シリーズ新章『猿の惑星／キングダム』が2024年初夏に公開されることが決定。あわせて本作の予告編とポスターが解禁となった。 【写真を見る】『To Leslie トゥ・レスリー』で主人公の息子を熱演したオーウェン・ティーグ 高度な知能を得た猿たちの反乱、人類の文明崩壊、そして猿と人類の戦争と、地球の支配者が変わりゆく動乱の歴史を心揺さぶるドラマとともに描きだし、反響を呼んだ「猿の惑星」新シリーズの最新作となる本作。本作の舞台は、人間と猿による、地球の支配者の劇的な交代劇から何年もあとの世界。高い知能と言語を得た多くの猿は文明的なコミュニティを築き、穏やかに発展する文化的なグループ、歪んだ教えを信じ急成長を遂げ帝国を築くグループ、ほかのグループを奴隷化するような過激なグループなど、まるで人間社会のような進化を遂げる。反して人類は言語を失い、文化も、技術も、社会性も失い、野生生物のような存在に。文明化し帝国を築いた猿、言語を失い野生化した人類を中心に、映画史に衝撃を与えた『猿の惑星』(68)へと繋がる物語が展開。「メイズ・ランナー」シリーズのウェス・ボールがメガホンをとるほか、『To Leslie トゥ・レスリー』(23)のオーウェン・ティーグ、Netflixシリーズ「ウィッチャー」のフレイヤ・アーランらの出演が決定している。 今回解禁となったのは、衝撃的な進化を遂げた猿たちの姿を収めた、穏やかながらも衝撃的な特報映像。かつて高層ビルが立ち並ぶ大都会だった名残を残した大自然のなかで暮らす猿たちが、穏やかに暮らす者、野生化した人間を狩る者、人間を餌付けする者、猿同士で争う者、人間を助ける者、指導者の下に武器を持ち集まる者たちと、多様な社会性を見出している様子が伺える。 これまでも映画史にショッキングなインパクトを残してきた神話的作品へとつながる物語『猿の惑星／キングダム』。進化は、なぜ彼らを選んだのか？半世紀もの間謎に包まれていたその全てをぜひ劇場で目撃してほしい。 文/鈴木レイヤ