シカがごみ食べ健康被害 奈良公園に「スマートごみ箱」設置 死んだシカのお腹にプラスチックごみ見つかる
関西テレビ
奈良県は、奈良公園に新型のゴミ箱を設置する実証実験を始めました。ゴミのポイ捨てやシカの健康被害への対策として実施されます。 奈良公園に設置された「スマートごみ箱」。ゴミが溜まると圧縮され、容量に対しておよそ5倍のゴミを収容することができます。 奈良県は家庭ゴミの持ち込みやシカがごみ箱をあさるのを防ぐため、40年ほど前にゴミ箱を撤去しました。 しかし、観光客の増加とともにポイ捨が増え、ごみをシカが食べてしまうケースが増えています。最近の調査では死んだシカのお腹にプラスチックごみがたまっているケースも多数、見つかりました。 スマートごみ箱の設置は、ポイ捨てゴミの増加や、シカの健康被害を防止しようと行われるもので、奈良県は1カ月程度で効果を検証することにしています。
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