【競輪】姉弟子グッチが年内引退…野寺楓は勝負駆けで活路開いて最後の“共演”につなげる/松戸
<松戸競輪:ガールズケイリン>◇F1◇初日◇25日 野寺楓(静岡=26)がガールズ予1・6Rで6着に終わった。決勝を目指すため、予2・7Rは勝負駆けとなった。 姉弟子のためにも、必死に走る。22日に自身のX(旧ツイッター)にて年内での現役引退を発表した山口真未とは、ともに落合達彦(96期、S級2班)が師匠で一緒に練習する仲だ。山口が静岡・伊豆のサイクルスポーツセンター(CSC)に勤務していたときからの付き合い。山口が競輪選手養成所に入った翌年に、野寺も続いて入所を果たした。 それだけに、一報を知ったときは「以前から、一定の区切りをつけて引退することは知っていましたが…。報告を受けたのは最近なんです」と驚きを隠さない。年齢は山口が6歳上だが、親しみを込めて「グッチ(山口のニックネーム)は、さらに強くなってましたからね」と、身近にいて成長を続ける姉弟子の存在が、野寺にとっては大きな目標でもあった。松戸に入る前日(23日)も一緒に食事をして、元気をもらってきた。 来月の前橋F1は山口と一緒で、これが最後の“共演”となる。山口のラストランとなる12月12日からの静岡F1は「もちろん応援に行きますよ」。「寂しい?」という問いかけには「寂しいって言っても…もう会えないってわけじゃないですからね」と、そこは笑顔で返した。