オファーが絶えない50歳人気俳優、“役者業”以外でも活躍できるワケ…「アメリカ映画」初主演も話題に
40歳以降の誕生日は、1年ちゃんと人に感謝できたか確認する日
――ちなみに、やりたいことは口に出していくタイプですか? 井浦:口には出しません。言霊は信じていますが、「何々をやりたい」という言葉はどんどん生まれますし、それでやっていないと苦しんでしまいそうですから。「やりたい」ではなく「やろう」となったとき、設計図がちゃんと出来上がってから、言うタイプです。芝居に関しては、出会いたい監督がいたりする場合は、事務所に話したりといったことはありますが。 ――最後に。9月に50歳を迎えたばかりですが、節目に思うことはありますか? 井浦:そういうのは正直ないんです。数字だけはどんどん増していきますが、特に変わりません。人の誕生日を祝うのは好きですが、自分はスルっとその日を迎えて過ぎていけるほうが気楽です。 ただひとつあるとすれば、40歳を過ぎたくらいから、誕生日は、自分を祝うというより、1年ちゃんと人に感謝できたかなと確認する日になっています。最大限、周りに感謝する日。だから50歳は、もっと感謝を増していきたいと思っています。 <取材・文・撮影/望月ふみ> (C) 2024「徒花-ADABANA-」製作委員会/DISSIDENZ 【望月ふみ】 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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