アプローチ練習場はコースにあったら使わなきゃ損! スコアアップにつながる”芝のアプ練活用術”【前編】
アプローチが苦手な人は、芝の上でアプローチする経験が絶対的に不足している。「週刊ゴルフダイジェスト」11月26日号では、コースにあるアプローチ練習場(以下・アプ練)での活用方法を紹介している。「みんなのゴルフダイジェスト」では、誌面を前半と後半に分けて紹介する。コースにある“アプ練”を活用し、アプローチ巧者になろう。【全2回中1回目】
芝の上なら打てば打つだけ上手くなる
直近でプレーしたコースに、芝のアプローチ練習場はあっただろうか。もしあったなら、そこを利用しただろうか。あったのに利用しなかったという人がいたら、こんなにもったいないことはない。もっとも効率よくスコアアップできる最高の環境の前を素通りしたことになる。 多くのアマチュアを指導してきた小野寺誠プロは、アプローチが苦手な人は、芝の上からアプローチする経験が絶対的に不足していると話す。 「アプローチは、芝の上から打った球の数が技術に直結します。寄せ上手になりたかったら、芝の上から打って打って打ちまくるのが一番有効。練習効果は人工芝のマットの100倍以上といっても過言ではないんです。“アプ練”のあるコースに行ったら、スタート前やホールアウト後のほんの30分でいいので、私がお教えする練習をやってみてください。寄せワンが劇的に増えること請け合いです」 練習方法はいろいろあるが、「狙ったところに打つ」ことの繰り返しが基本中の基本。アプローチグリーンのエッジからエッジを、10球1セットで行ったり来たりしてみよう。 「“アプ練”のグリーンは、コースのように刈られていないことも多いですし、地面の硬さも違うので、『正確に寄せる』練習はあまり意味がありません。落としどころを決めてそこにしっかりキャリーさせることに集中するのがポイントですよ」
落としどころオススメ練習法 ①カラーからカラーまでショートさせずにたくさん打つ
アプローチグリーンの外周に狙いを決めて、そこに向けて10球連続で打ち、また別のところにターゲットを変更して10球打つことを繰り返す。「寄せる」というよりも、落としどころを決めてそこにしっかり打つ感覚。