キレのあるドリブルで首脳陣にアピール

61分からプレーしたサヌシ。（C）SOCCER DIGEST

　７月31日に埼玉スタジアム2002で行なわれた『Jリーグワールドチャレンジ2024』で、ニューカッスルは浦和レッズに４－１の完勝を収めた。 【厳選ショット】プレミアの名門来日初戦はスウェーデン代表イサクの電光石火弾含む衝撃の４発快勝！引退表明の興梠慎三・浦和デビューの吉田舜＆安部裕葵も出場！｜浦和１－４ニューカッスル 　プレシーズンマッチということもあり、下部組織の選手たちも数多く起用された今回のゲームで、61分にハービー・バーンズに替わってピッチに立ったのが、17歳のイングランドＵ－17代表FWトレバン・サヌシだ。 　左ウイングでプレーしたサヌシは、以前にニューカッスルで10番を背負って活躍したFWアラン・サンマクシマンを彷彿とさせるようなキレのあるドリブル突破を見せ、首脳陣にアピールした。 　試合後の記者会見でニューカッスルのエディ・ハウ監督はサヌシについて、「17歳ながら賢い選手で、多彩なフェイントを持っている。自分の役割を理解してどんどん成長するだろう」と期待を寄せた。 　そして、「ただ、彼が成長するかどうかは本人だけでなく、我々の責任でもある。彼にとって、そして１人の若者にとって、プレミアリーグというのは全く別物の世界だ。そのスキルの才能をしっかりと伸ばすために我々も努力する」と続けている。 　ニューカッスルの左ウイングはこの試合に先発したバーンズだけでなく、EURO2024ではイングランド代表に招集されたFWのアンソニー・ゴードンもいて、今すぐに出場機会を得るのは難しいだろう。 　ただ数年後の未来には、アカデミーで研鑽を積んだサヌシがレギュラー争いに食い込んでいるかもしれない。 取材・文●松本湧斗（ワールドサッカーダイジェスト編集部）