実写「ゴールデンカムイ」全員が山崎賢人のために…スタッフに愛される座長の魅力
黙々と努力を重ねながら、現場でピリッとすることも全くないという山崎。そんな座長に周囲のスタッフも自然と引っ張られるという。「いたって好青年で本当に良い人なので、スタッフ全員から好かれるんです。決して、みんなを鼓舞して引っ張ってくようなタイプではないんですけれども、努力を怠らないので、いつの間にか全員に好かれていく。どんなに過酷で大変な状況でも、撮影現場のど真ん中で頑張る姿を見ていると、山崎さんのために“俺たちも手を抜いてはいけない”という気持ちになる。そんな、自然と周りがついていくタイプの方ですね」
また、映画冒頭を飾った二〇三高地の壮絶な戦いや、馬ぞり上での格闘戦など、多くの場面で自らアクションに挑戦。松橋プロデューサーは「その日の撮影が終わった後でそのまま、アクション練習に入るようなことを繰り返しているので、もはやチームの一員になっています。たまに、アクション部が撮影前に映像でコンテを作って監督にシーンのプレゼンをしたり、俳優の皆さんにどんなシーンか見せたりするんですが、山崎さんは早くから練習に入っているから、アクション部に交じってその中にいたりするんです(笑)」と明かす。 「そのくらい、アクション部と同じような動きができてしまう。普通ならやれないようなこともできる俳優になっているので、アクション監督も安心して任せられるんです。馬ぞりに引かれる場面でも、“山崎くんならやれると思う”と言われて、本人も“じゃあやってみます”って答えてやってしまったり。かなり信頼されていないと、そうやって任せられることはないので、本当にすごいことです」
個性的なキャラクターが織りなす壮大なストーリーが展開する原作を、“最適なクライマックス”まで映像化することを目標にしている「ゴールデンカムイ」。今回のドラマ版も、あくまでシーズンワン。壮大な旅のはじまりにすぎないが、松橋プロデューサーは「山崎さんが主演でいてくださるからこそ、実現できている企画だなと、本当に思っています」と絶大な信頼を寄せている。(編集部・入倉功一)
「連続ドラマW ゴールデンカムイ ー北海道刺青囚人争奪編ー」はWOWOWで10月6日(日)午後10時より独占放送・配信開始(全9話) 第1話は無料放送・配信