よかれと思って・・・大学受験「親が原因で不合格」になった3例を紹介 基本的に親は口出ししないほうがいい理由
■特別なことはしないほうがいい ③直前期だけ新しい家庭教師をつけて不合格に 最後は「直前期だけ新しい家庭教師をつける」です。これは、僕がとある学校に関わっていたときに聞いた話です。 医学部志望の受験生の1人が共通テストの点数がそこまで伸びず、その結果を見た親御さんが急に家庭教師を用意して1カ月間だけの家庭教師をつけたのだそうです。 その受験生は高校2年から塾に通っていて、本人は直前期の勉強もその塾に頼ろうと思っていたそうなのですが、父が「今のままではダメだ。家庭教師をつけろ」と言って新しい家庭教師の先生を呼んだそうです。
その先生は腕もよかったそうなのですが、受験生が家庭教師というシステムに慣れることができず、それもあって不合格になってしまったのだそうです。塾に通い続けていれば合格できたという保証もありませんが、その受験生としては父親の行動が正直嫌だったそうです。 いかがでしょうか? どれも親御さんは「子どものためを思って」の行動だったと思いますが裏目に出てしまうことも多いので、受験直前でも特別なことをする必要はなく、普段どおりに接していただければと思います。
西岡 壱誠 :現役東大生・ドラゴン桜2編集担当