朝ドラ名作「カーネーション」再放送 正司照枝さんだけじゃない 3話目は2年前に他界の名優登場
11年に放送されたNHK連続テレビ小説「カーネーション」が25日、NHKBSで再放送された。朝ドラ屈指の名作と言われるほど人気作はこの日が3話目。22年に亡くなった名優が登場した。 ファッションデザイナー・コシノ3姉妹の母、小篠綾子さんをモデルにした作品で、ヒロインは尾野真千子。第1週目はヒロイン・糸子の子ども時代が描かれている。 3話目は、糸子の母・千代(麻生祐未)が子どもたちを連れて神戸の実家を訪問。千代の父・清三郎は紡績会社を営む大富豪で、千代自身も裕福な暮らしをしていたが、駆け落ち同然で現在の夫・善作(小林薫)と結婚。孫がかわいい清三郎は千代たちの訪問を拒むことはないが、金の無心に来たことはすぐに察知。千代は蚊の鳴くような声で「30円」とお願いする。 この神戸の祖父の家で、糸子はいとこの勇から舞踏会をやっているホールを見せてもらう。こっそり見るつもりが参加している外国人たちに見つかってしまうも、糸子は物怖じせず、その踊りの輪の中に入っていく…。 この金持ちの祖父を演じているのが名優・宝田明さん。22年3月に亡くなったが、そのダンディな物腰や品のある雰囲気などは多くのファンを魅了した。 「カーネーション」では、やはり今年7月に亡くなった正司照枝さんも糸子の父方の祖母・ハルを演じている。 ネットでは「今は亡き宝田明さん演じる神戸のおじいちゃん、威厳と優しさが同居してて好き」「宝田明さんがお元気にご出演されていた」「正司照枝 宝田明 鬼籍に入られた方々」「あぁ、宝田明さん」など懐かしがる声が多数上がっていた。