来季サッカーJ2を決めたFC今治、J3終盤は4連勝で「J1昇格を目指しましょう」
サッカー・J3のFC今治は最終節(第38節)の24日、ホームのアシックス里山スタジアム(愛媛県今治市)でテゲバジャーロ宮崎と対戦し、1―0で勝利した。すでにJ2昇格を決めており、4連勝で来季に弾みをつけた。J3最後の試合には、今季のホーム19戦で最多となる5078人のサポーターらが詰めかけ、熱い声援を送った。(宇仁菅玲香)
今治は76分、DF市原が右足でゴールを決めた。4連勝以上は今季3度目。通算成績は、22勝7分け9敗(勝ち点73点)で、最終順位は2位。 試合後には、セレモニーが行われ、選手らがスタジアムを1周。サポーターは、「祝J2昇格」と書かれた横断幕を掲げ、選手らの活躍をたたえた。 三門雄大主将は「悲願だったJ2昇格を、クラブが再スタートしてから10年の節目の年でかなえることができて本当にうれしい。来季も素晴らしいシーズンにできるように、より一層努力していきたい」と述べた。服部年宏監督は「J1昇格を目指しましょう」と来季への意気込みを語った。
ホーム全試合を家族で応援に来たFC今治高校里山校の教員(37)は「様々な人と交流することができ、市民をつなぐ大切な場所がこのスタジアムなんだと実感した。FC今治の活躍が、地域の活性化につながってくれたら」と期待を寄せた。長女は「後半に点を入れてかっこよかった。もっとサポーターの気持ちを届けられるように応援したい」と話した。 来季は、2022~23年に、J3で愛媛FCと対決した「伊予決戦」が、J2で実現する。