MLB昇格目指す日本人23歳が「面白い」 躍動の49&.418…首脳陣が絶賛した資質
ホワイトソックスのマイナーに所属する西田陸浮をMLB公式が特集した
メジャー昇格を目指し23歳の青年が米国で汗を流している。ホワイトソックスのマイナーに所属する西田陸浮(りくう)内野手の特集記事を地元メディアが掲載。今季チームのマイナーリーガーの中でトップの49盗塁と出塁率.418をマークするなど、期待の逸材にコーチも「明るい光だ」などとコメントしている。 【映像】バットを振ればヒット マイナーで5安打の躍動…23歳日本人の衝撃打棒 MLB公式のホワイトソックス番記者、スコット・メルキン記者が15日(日本時間16日)に記事を掲載。「2024年シーズンのマイナーリーグ全体で、ホワイトソックスのリクウ・ニシダ内野手が記録した114得点を上回る得点を記録した選手はいない」と紹介している。 西田は東北高を卒業後、マウントフッド・コミュニティ・カレッジに留学。昨年の米ドラフト会議でホワイトソックスに11巡目で指名された。今季は49盗塁と出塁率.418がホワイトソックスのマイナーリーガーの中でトップ。147安打は、ホワイトソックス内では156安打に次ぐ2位の記録だが、そのうち127安打は単打だったため、記事では「パワーの向上が課題」と言及されている。 同メディアは2Aバーミンガムのジョン・エリー投手コーチの「この選手は信じられない」「彼はすぐにチームに加わり、まさに明るい光だった。正直に言うと、我々が優勝できた大きな理由だ」といったコメントを紹介。さらに「あの選手はファンのお気に入りで、チームのお気に入りでもある。すぐにみんなと友達になる、とても面白い子だ」などと西田のプレーだけでなく、人柄を称賛していた。 来季、メジャー昇格を果たせるのか、大阪出身の注目の23歳。記事では「期待されたパワーアップがあっても、3度目の、そしてナ・リーグでは初となるMVPに向けて最終候補に残った同郷のショウヘイ・オオタニの素晴らしい成績には及ばないとわかっている」。しかし、「試合を楽しんでいるという点ではオオタニはニシダを上回ることはないだろう」と西田の野球に対する前向きな姿勢を強調していた。
Full-Count編集部