無断欠勤、向かった先は「夢の国」 兵庫県警巡査を本部長訓戒
神戸地域の警察署に勤務する20代の男性巡査が10月31日、無断欠勤などを理由に本部長訓戒を受けたことが、朝日新聞の情報公開請求でわかった。巡査は同日付で依願退職した。 県警関係者によると、巡査は10月1日、出勤時間になっても勤務先の署に出てこなかった。自宅も不在で連絡が取れず、署は父親に行方不明者の届けを出してもらった。 防犯カメラや携帯電話の位置情報などから、巡査は1日午後にディズニーランドにいたことが判明。翌2日午前、署員5人が交際相手と一緒にいる巡査を見つけた。その後、署に連れ戻したという。 この巡査をめぐっては、借金を重ねていることを県警が把握。巡査の上司が指導してきたという。巡査は県警の聞き取りに、「プライベートに踏み込んで指導されるのが嫌だった」と語り、「ここ(無断欠勤)までやれば辞められるだろうと考えた」と話していたという。(小田健司)
朝日新聞社