【速報】トライアンフにフルカウル復活!新型デイトナ660はライバル超えの95psで108万5000円、3月末発売
【車体】サスとブレーキが一段とスポーティに!
足まわりもトライデントより上級になっている。フロントは、ショーワ製41mm倒立SF-BPFにラジアルマウント4ポッドキャリパーの組み合わせ。トライデントのショーワ倒立SFF(セパレートファンクションフォーク)と2ポッドのスラストマウントキャリパーに対し、よりスポーティな装備を与えた。 ディメンジョンに関しては、ホイールベースを1400 →1445mmにロング化。キャスター/トレールはトライデントの24.6º /107.3mmに対し、23.8°/82.3mmと立て気味になっている。 ライポジもスポーティだ。バーハンドルのトライデントからクリップオンハンドルとし、ステップ位置も後退&上方に変更されている。
【装備】走行モードは3パターンに、カラー液晶も採用する
このクラスでは貴重なライディングモードは3パターンから選択できる。 トライデントでは、ロードとレインのライディングモードを備え、個別にトラクションコントロールのオンオフが可能だった。一方、デイトナでは、ライディングモードをスポーツ、ロード、レインの3種類に強化。追加されたスポーツモードでは、本格的な走りやサーキット走行に最適なスロットルレスポンスを実現するという。 さらにABSとトラクションコントロールは、モードに応じて一括制御されるようになった。なお、IMUなどの慣性センサーは採用しないオーソドックスなタイプだ。 メーターはストリートトリプル765Rなどに採用されているものと同ユニットで、カラーTFTとモノクロ液晶を一体化したタイプ。オプションでスマホとブルートゥース接続でき、ターンバイターン式ナビや電話、音楽を連携できる。
気になる価格は110万円切り!
公式発表によると、国内版の価格は未定で、3月末に入荷予定という。 なお、プレス向けのオンライン記者会見ではイギリス仕様が8595ポンド(約157万6000円相当)と発表された。現地でのトライデント660は7895ポンド(約144万6600円)。日本でトライデントは99万5000円で販売されており、これをイギリスでの価格差に置き換えると、デイトナ660は約13万円増の112万5000円程度になる計算だ。 これなら、国内のライバル勢と比べても十分勝負できるプライスと思いきや110万円切りの108万5000円で発売。春のショーで実車が拝めることも期待!
沼尾宏明