【プロカメラマン】が大量画像で記録!「腐っていたKLX125に特製自作バンパー搭載でミニアドベンチャー化を進行!」
偵察部隊のバイクが付けている車体ガード……いいな
こんにちは。カメラマンの小見です。 初期の錆落としなどレストア的な作業が多かったKLXも、前回記事にしましたフォグ搭載で、構想を練っていたミニアドベンチャー化への勢いがつきました。 本物のラリー仕様車ということでは、かつてスズキのDRビッグ/パリダカ仕様やBMWのGSシリーズも林道での企画ページ等で自走撮影の経験が少なからずあり、それがどういうものかは分かります。 ですが、このKLXの主な用途は自転車山岳レースでの、細い林道における追跡撮影。そして気ままに(のんびり)アドベンチャー車両っぽい雰囲気でツーリングも楽しめたらいいなといった願いもありました。 【 画像ギャラリー 36枚】【プロカメラマン】が大量画像で記録!「腐っていたKLX125に特製自作バンパー搭載でミニアドベンチャー化を進行!」……の写真を見る! そんなところで、ラリー仕様車的ムードは大事ながら自衛隊の偵察部隊のオートバイ(KLX兄弟ですね)のバンパーが、ラリー仕様車のエンジンガードよりも自分の指向に合っていそうに思えたのです。 雑誌や広告などふだんの撮影のほかに、陸上自衛隊の練馬や朝霞駐屯地などに別件で赴く際には偵察部隊のバイクを間近で見ていて「こういう車体ガード、良いな」と思っていました。 かれこれ、練馬の偵察部隊が編成変えする以前の第1偵察隊(1偵)の頃からでしょうか。
強度が高すぎてもいけないところが……
市販のアンダーガードを装着しておくのも良い手段ではありますが、転倒時のフォグランプや膝下の保護まで考えると、バンパーの製作を真剣に考えざるを得ないと思っていました。 過去に重量車でバンパーが付いていたのは、若いころに所有していた1台目のZ2だけ。40~50代に乗っていたCB750Fourは、エンジンガードをカスタムの後期に取り付けたくらいでした。 じつはこうしたガード類についても、気になっていたことがありました。ガードやバンパーの強度が高過ぎると、クラッシュ時にガードに加わった力の影響で、取り付けられたフレーム側が歪んだり曲がったりするケースがあるのです。 では、どうすればよいか。もともと125ccのオフロード車用のバンパーなんて、ほぼ見当たりません。 「ならば強度のやや低めなパイプを使った部材で、独自にバンパーを作れたら(ピコーン)?」 何か月かそんなことを頭に浮かべながら日常を過ごしていたところ、昔からのバイク仲間が「これ、要ります?」と譲ってくれたのが、使い古した軽量車用レーシングスタンドでした。 大型バイク用のバンパーより明らかに細い。けれど、125ccの車重やクラッシュ時のダメージを受けたときに曲がって衝撃を吸収しそうな部材と考えると、中古レーシングスタンドは最適……!? 有り難くスタンドを受領。傷だらけだったのですぐに錆を落とし、仮塗装までしておきました。