50cc原付バイク2025年問題で「原付を残す」「電動化へのシフト」2つの動き 警察は新基準や交通ルールの周知の徹底呼びかけ
原付バイクに替わる新たな乗り物も登場
原付バイクの規制や基準が大きく変わろうとする中、その代わりとなる新たな乗り物も登場している。50cc原付バイクの代わりの乗り物として注目されているのが、「電動モビリティ」だ。バイク販売店でも2年ほど前から、電動キックボードや電動バイクを販売している。 齋藤輪業バイクサポート宮崎 齋藤竜宏 さん: 電動モビリティはこれからどんどん、普及していくし、技術もあがってくると思うので、期待しているところはある。
交通違反や交通事故の増加が課題
全国的に普及が進む電動モビリティ。一方で、交通違反や交通事故の増加が課題となっている。宮崎県警によると、宮崎県内でも2023年7月から2024年11月末までに、ペダル付き電動バイク「モペット」の物損事故が1件あったほか、電動キックボードなどの交通違反が4件あった。
交通ルール周知のための研修会も
警察は12月、交通ルールの周知をはかろうと、電動モビリティの販売店などを対象にした研修会を開いた。 研修会では、一部の電動キックボードが含まれる特定小型原動機付自転車の運転は、16歳未満は禁止されていること。また、ペダル付き電動バイクは、原付バイクや自動車と同じ扱いとなることなどが説明された。 県警本部交通企画課 脇屋敷義明 課長補佐: 自賠責保険やナンバーの取り付けも必要になってくるので、販売店には周知もはかっていただきたい。交通ルールについても周知をはかってもらえればいいと考えている。 50cc原付バイク生産終了に向けては、「原付」を残そうという動きと、これを機に「電動化」へとシフトしようという動きがあった。原付バイクは、郵便配達やデリバリーなど色々な場面で使われている。原付バイクがこれからどのように変わっていくのか、注目だ。 (テレビ宮崎)
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