大地震発生で帰宅困難者2600人を想定 熊本城ホールで受け入れ訓練 誘導、食料配布、健康管理…手順を確認
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大地震で熊本市中心部に発生した2600人の帰宅困難者の受け入れを想定した訓練が18日、中央区の熊本城ホールで初めてあり、ホールや周辺の商業施設の職員らが退避者の誘導や体調管理といった対応の手順を確認した。 市は、熊本城ホールが入る熊本桜町ビルを市の帰宅困難者退避施設に指定。災害発生時、周辺の企業や自治会、市などでつくる桜町・花畑周辺地区帰宅困難者対策協議会が運営を担う。市は、最大で1万1千人が3日間、施設で過ごす可能性があるとしている。 訓練は平日昼に震度6強の地震が発生して電車やバスが止まり、停電や断水が起きたとの想定。職員らは退避者の健康状態や家族構成を把握した上で、要配慮者や外国人観光客、乳幼児がいる家族に分けて各エリアに誘導した。体調不良者やけが人の救護、食料や水の配布の手順も確認した。(堀江利雅)