出遅れた2球団競合ドラ1、初登板で完封の2位右腕も 1年目以外も逸材…来季セ新人王候補
広島・常廣は9月中旬に1軍昇格し2登板、燕・松本健は初登板で完封
2024年の新人王は、セ・リーグが巨人・船迫大雅投手、パ・リーグは西武・武内夏暉投手が受賞した。船迫は2年目で、新人王資格をぎりぎり保持していた。ここでは今季1軍実績があり、来季も新人王資格が残るセ・リーグの“有力投手”を見ていく。 【動画】「誰が打てるんだ」打者腰砕け…阪神23歳の高速魔球に驚愕 新人王は初めて支配下登録されてから5年目以内で、通算60打席の以内の打者、通算投球回30イニング以内の投手に資格がある。船迫は1年目の昨季、36登板で3勝1敗8ホールド、防御率2.70だった。投球回は「30」で、今季新人王の資格をギリギリ残していた。 セ・リーグでは、2球団が競合した広島の2023年ドラフト1位・常廣羽也斗投手が資格を有する。今季は9月中旬に1軍昇格し、2登板で11回を投げて1勝、防御率2.45。同3位の滝田一希投手は1登板ながら4回を投げて5奪三振、1失点だった。 巨人では2023年ドラフト5位の又木鉄平投手が2軍で防御率2.07。1軍では3登板(10回1/3)で防御率6.10だったが、現在はプエルトリコでのウインターリーグに参加し、研鑽を積んでいる。DeNAの2020年ドラフト3位左腕・松本隆之介投手は4年目で1軍デビューを果たした。 ヤクルトの松本健吾投手は昨年ドラフト2位でトヨタ自動車から入団。1軍では3登板(14回1/3)で防御率4.40だったが、初登板の5月15日の広島戦では3安打10奪三振無四球で完封勝利を飾った。2軍でも14登板で4勝、防御率2.49をマークした。こうした選手たちの更なる飛躍が期待される。
Full-Count編集部