他球団も垂涎!? パ・リーグの現役ドラフト注目投手6人
日本野球機構(NPB)は12月8日、2023年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団が2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する仕組み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれない選手の新天地での活躍が期待される。今回は、現役ドラフトで特に注目したい選手を各チームから紹介する。(パシフィック・リーグ投手編)
オリックス:村西良太
・投打:右投左打 ・身長/体重:174cm/76kg ・生年月日:1997年6月6日 ・経歴:津名高 - 近畿大 ・ドラフト:2019年ドラフト3位 今季は二軍で圧巻の成績を収めながらも、層の厚い一軍投手陣に割り込めなかった村西良太。現役ドラフトの対象となれば、他球団も注目の存在となるだろう。 近畿大から2019年ドラフト3位でオリックス・バファローズに入団。ルーキーイヤーから開幕ローテーション入りしたが、一軍デビュー戦は3回5失点で敗戦投手に。以降はリリーフに回り、同年は4試合の登板にとどまった。 2022年には自己最多の22試合に登板し、9ホールドポイント(1勝8ホールド)、防御率4.44を記録したが、首脳陣の信頼を勝ち取れず。 プロ4年目の今季はサイドスローからアンダースローに転向するも、一軍では7試合の登板に終わった。それでも、ファームでは22試合登板で6勝5敗、防御率1.73の好成績を残し、ウエスタン・リーグの最優秀防御率を獲得。 現在26歳とまだまだ伸びしろも持っているだけに、来季以降のブレイクが期待されている。
ロッテ:佐々木千隼
・投打:右投右打 ・身長/体重:181cm/83kg ・生年月日:1994年6月8日 ・経歴:日野高 - 桜美林大 ・ドラフト:2016年ドラフト1位 2021年にはセットアッパーに君臨し、54試合に登板した実績を持つ佐々木千隼。しかし、近年は低迷したシーズンが続いており、再起が待たれている。 桜美林大時代には大学日本代表に選出されるなど、大きな注目を集めた佐々木。迎えたドラフト会議では、外れ1位指名ながら5球団が競合。抽選の結果、千葉ロッテマリーンズへの入団が決まった。 大きな期待を受け、ルーキーイヤーから開幕ローテーション入り。同年は15試合に登板し4勝7敗、防御率4.22を記録した。 翌2018年は故障の影響で一軍登板なしに終わるなど、長らく苦しいシーズンを過ごしたが、リリーフに本格転向した2021年に大ブレイク。同年は54試合登板しで8勝1敗26ホールド、防御率1.26と傑出した数字を残した。 ところが、翌2022年は防御率6点台と低調な成績に。今季は二軍暮らしが続き、一軍登板はわずか2試合にとどまった。移籍を機に復活を遂げる事例もあるだけに、他球団も注目の存在だろう。