公開練習で判明したハリルが初陣で見せたいサッカー
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ新監督が注目の初采配をふるうチュニジア代表との国際親善試合が、27日午後7時半に大分銀行ドームでキックオフを迎える。 26日は試合会場で公式練習が行われ、体調不良のFW乾貴士(フランクフルト)を除く28人の選手が参加。それに先駆けて記者会見に臨んだハリルホジッチ監督は、「システムを説明するには皆さんに1時間から2時間、残ってもらうことになります」とやんわりと言及を避けながら、出場メンバーに関しては過去の実績にとらわれることなく、大胆に起用していく方針を明らかにした。 「明日はおそらく新しいプレーヤーを試すと思います。これまでプレーしてこなかった選手をプレーさせたいし、この2試合でできるだけ多くの選手のプレーを見たい」 すべて公開で行われたこの日のメインメニューは、ハーフコートに小さめのゴールを4つ設置。それぞれにゴールキーパーを守らせ、フィールドプレーヤーを12人ずつに分かれて行われたミニゲームだった。 人数が多いので一概には判断できないが、赤色のビブスを着たグループ、ビブスなしのグループともに「4‐2‐3‐1」を想定しているように映った。それぞれのグループで新しいメンバー、あるいはキャップ数が「10」以下の出場機会の少ないフィールドプレーヤーはそれぞれこうなる。 赤色のビブス:FW宇佐美貴史(ガンバ大阪)、FW永井謙佑(名古屋グランパス)、DF水本裕貴(サンフレッチェ広島)、DF昌子源(鹿島アントラーズ) ビブスなし:FW川又堅碁(名古屋グランパス)、MF青山敏弘(サンフレッチェ広島)、MF柴崎岳(鹿島アントラーズ)、DF藤春廣輝(ガンバ大阪)、DF太田宏介(FC東京) 、 もっとも、指揮官自身が「おそらく今晩、(選手たちに)言うかもしれません」と語っているように、公式練習の時点ではまだ固まっていないと見ていいだろう。それよりも注目されたのは、ボールタッチ数を2つ以下に制限してミニゲームを行った点だ。