新時代の幕が開けられる~SUPER GT公式テストから見えたこと~
すでに全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)は、初戦が終わっていますが、SUPER GTシリーズ(SGT)の開幕戦は4月。先週の土曜日、日曜日に最初の公式テストが岡山国際サーキットでおこなわれました。
土曜日は、ポカポカと暖かな春の陽気。日曜日は、一気に冬に戻って雨も降ってきて…。雨となると何故かネガティブな気持ちになってしまうのですが、今回の雨は、とてもウエルカム!!&ポジティブ。
ご存知のように、今シーズンから予選の方式が変わり、なおかつ予選から決勝のスタートまでを1セットのタイヤで走行しなければならない。土曜日には、新予選方式のシミュレーションがおこなわれ、日曜日には、各タイヤメーカー投入した新パターンのレインタイヤのチェックもできたのです。よって、今回の岡山テストはチーム、ドライバーにとってはとても、とても実り多きテストとなったのですね。そして、予選中に映像にインサートされるコンピュータグラフィックのチェックもおこなわれ、問題なくできたので、めでたしめでたし。
2022年の11月にSGTのシリーズプロモーターであるGTアソシエイション(GTA)は、【SUPER GT Green Project 2030】 を打ち出し、タイヤのロングライフ化の観点から2024年は持ち込みタイヤセット数は4セット。昨シーズンから1セット削減された。これによってこれまでのイベントフォーマットにできるだけ影響を与えないようにする策として予選から決勝スタートまでを1セットのタイヤで走行することとなった。参加全マシンと全ドライバーがQ1とQ2を走行しなくてはならないというのも今シーズン注目点となった。ご期待ください。
岡山テストでのパドック裏、特にドライバーからの声を拾ってみた。
今回のレギュレーション変更のみならず、これまでも【変更】に関しては、すべての関係者が両手を挙げて100%賛同という状況はあり得なかった。今回もそう。変更によって当然のように勢力分布が変わってしまったのは事実。