第2次エディー・ジャパン、1年目は4勝7敗 強豪国に全敗、指揮官「特にここという成長点も無ければ、ひどくなった所もない」
◆ラグビー ◇リポビタンDツアー2024 日本14―59イングランド(24日、英トゥイッケナム) 【写真】トライを決める斎藤 世界ランク13位の日本代表は同7位のイングランド代表との今年最後のテストマッチを迎え、14―59の完敗。前半だけで5トライを奪われ苦戦を強いられた一戦に、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「こういったテストマッチで勝てればいい学びとなったが、まだ選手層の厚さがたりない」と、振り返った。 9年ぶりに日本を率いるジョーンズHCにとって、イングランドは6月の初陣(17●52)以来の再戦。コンセプトに掲げる「超速ラグビー」の進化をはかる一戦となったが、敵地で前半から圧倒された。第2次エディー・ジャパンはテストマッチ11試合を戦い、4勝7敗。世界ランク上位の相手には全敗を喫する結果となり、指揮官は「シーズンを通じて、アップダウンはあったが、特にここが伸びたという成長点もなければここがひどくなった、という点もない」と評価。「プロセスを信じてやり続けることが大事」と、語った。 4強入りを目指す2027年W杯を見据え、新戦力の発掘や世代交代に舵を取っているジョーンズHC。1季目は厳しい戦いが続いたが「まだ学んでいる最中の選手が多い。ギャップは簡単には埋められない」と見る。敗戦を糧とする重要性を強調し「今日のような試合から学んでいきたい。プロセスを経るには我慢が必要。やり続け、経験を積んでいきたい」と話した。
報知新聞社