中高教員対象、探究学習でどう使う?デザインツール「Canva」実践のヒント 授業の流れに組み込んだ具体的な事例を紹介
国際エデュテイメント協会と大修館書店は2024年11月24日、「探究学習の可能性を広げるCanvaの実践を知ろう!」をオンラインで開催する。 【プログラムの詳細を見る】「探究学習の可能性を広げるCanvaの実践を知ろう!」の概要 Canva認定教育アンバサダーの吉川牧人氏と江藤由布氏を招き、授業の流れに組み込んだ具体的な実践事例を紹介する。
無料で使えて学校現場にも広がっている「Canva」
Canvaはオンライン上で使えるグラフィックツール。テンプレートや素材が豊富に用意されていて、デザインの専門的な知識がなくてもドラッグ&ドロップといった直感的な操作で資料や動画などを簡単に作成できる。無料でも使うことができるため人気があり、学校現場でも広がっている。 Canvaには教育版も用意されていて、教師が学校のメールアドレスを使用して登録するか、教育免許と雇用の証明をアップロードすれば、無料で利用できるという。教師が児童生徒を招待することで子どもたちも利用ができ、授業で発表する資料やレポートの作成はもちろん、複数人でコミュニケーションを取りながら共同編集も可能なため、探究学習との親和性も高いというわけだ。 だが、無料で使えるから使ってみたのはいいけれど、効果的な活用の仕方についてはまだまだ課題を感じている先生も多いのではないか。 今回開催されるセミナーでは、授業で使えるCanvaの機能に加えて、授業の流れに組み込んだ具体的な実践事例を紹介することで探究学習をより深めるためのヒントの提供を目指すという。当日のプログラムと講師の詳細は以下のとおり。 【当日のプログラム】 1. 国境を越えたプロジェクト学習~Canvaを使った探究学習~:吉川牧人教諭 2. 国際エデュテイメント協会の探究学習教材 3. クリエイティブな探究学習を支援! Canvaの活用アイデア:江藤由布教諭 4. 大修館書店の探究学習教材「アクチュアル」 5. 質疑応答 【講師】 ・吉川牧人(静岡サレジオ高等学校教諭) 静岡県の世界史教員。日本で唯一Apple(ADE)、Google(イノベーター)、Microsoft(MIEE)Canva、すべての認定教育者。『中学・高校社会科授業ICT活用ガイド』明治図書(共著)。令和3年度文部科学大臣優秀教職員表彰受賞。地方公務員アワード2020受賞 ・江藤由布(大谷中学・高等学校教諭) I am a mother first.「人生の経営者を育てる」というビジョンのもと、自分で手綱を持って進める人の育成に努めている。Apple(ADE)とCanvaの認定教育者。日本で唯一の教育クリエータ。『ICT教育の現実と未来;学校現場での実践と課題』彩流社(共同執筆)。 オーガニックラーニング代表理事、私立中高学習指導部長 日時は2024年11月24日(日)14:00~15:30で、オンライン(Zoom)で開催される。対象は中学校・高等学校・中高一貫校・教育委員会の先生で定員は100名。参加費は無料だが、下記から事前に申し込みが必要だ。 https://canva-tankyu.peatix.com/ (注記のない写真:pearlinheart / PIXTA)
東洋経済education × ICT編集部