カギ握る国民民主の『103万円の壁撤廃』7兆円以上税収不足になるとの試算も 慎重な話し合い求められる自民【岩田明子氏解説】
■自民党は、無所属で当選した裏金議員の自民党会派入りを要請
自民党の次なる手として、無所属で当選した裏金議員に自民党会派入りを要請している。 政治ジャーナリスト 岩田明子さん:10月27日までは追加公認すると執行部も言っていたのですが、追加公認に対する批判が強まったので、会派入りに変えたんですね。 でもやっぱり西村さんは『早く処分を解除してほしい』と言っていましたので、全員多分すぐに追加公認だと思ってたのですけれど、ふたを開けたら世論が違ってたので、もう少し待たされるという状況になった。 もうちょっと反発するかなと思ったら、『処分を全うします』とおっしゃってました。 (Q:この方々が会派入りしたとしても過半数に届かないのか?) 政治ジャーナリスト 岩田明子さん:ほかにも無所属の方に声をかけていて、 2人会派入りはするんですけど、まだ届かない。 となると、国民民主か、維新かという話になってくるんですね。 もっと話を進めようと思って森山幹事長は、政調会長レベルで常設の協議体を作ろうとしたんですけど、否定されてしまった。 政策ごとに1つずつという形で、これまた骨の折れることなんですけれども、1歩ずつ、1歩ずつ進んでる状態です。
■岩田さんによると「政策活動費は廃止の方向で協議をする」という
(Q:石破首相が党内をまとめる動きというのは、今後どうなっていくのか?) 政治ジャーナリスト 岩田明子さん:特別国会の前に両院議員懇談会が設定されて、今回の総選挙の総括をします。ここで多分ボコボコに言われるでしょう。 その時に、自分のどこがいけなかったのかっていうところを真摯に聞いて、それでも協力してくださいと言って、党内をまとめて野党との協議に向かうしかないんです。 (Q:政策活動費については?) 政治ジャーナリスト 岩田明子さん:選挙期間中は、政策政策活動についてはっきりは言っていませんでした。 議席を減らした結果、野党と政策活動費については廃止の方向で協議をすると。早め早めに言っていれば、ここまで議席は減らさなかったかもしれません。 (関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2024年11月1日放送)
関西テレビ