「あなたは脱がないの?」の質問をパレード中に受けた大谷翔平が「絶対にない」…米メディアはアクセントもバッチリの流暢な英語スピーチを「珍しい」と絶賛
テオスカー・ヘルナンデスが、感極まって涙を流すとスタジアムも感動の拍手に包まれた。 そして祝賀会のムードを最高潮にしたのが、大谷のまさかの英語のスピーチだった。 「大谷翔平から一言聞きたいよね」 ロバーツ監督から、そうふられてマイクを渡された大谷は、「This is so special moment for me(これは私にとって特別な瞬間です)」とアクセントも発音もバッチリの流暢な英語で第一声。 普段は通訳を挟む大谷のまさかの英語スピーチに満場のタジアムがどっと沸く。 その歓声が収まるのを待って大谷はこう続けた。 「I am so honored to be here and to be a part of this team.(ここに立つことができ、チームの一員になれたことを光栄に思います。Congratulations Los Angeles.(おめでとう。ロサンゼルス!)Thank you fans(ファンのみなさんありがとう)」 鳴りやまないほどの歓声が場内を包んだ。 自分のスピーチが終わると大谷は「由伸は?」と、山本由伸を探した。チームメイトは、「ヨシ!ヨシ!ヨシ!」のコールで、恥ずかしがっていた山本を最前列に押しだした。 サングラスをかけていた山本もマイクを持ち「Thank you Dodgers fan!(ドジャースのファンのみなさん、ありがとう)」と英語で絶叫した。 大谷は、今年のMVP授賞式でも、長文の英語スピーチを行うなど、節目、節目で英語を披露してきたが、米メディアにとっては、サプライズとして受け止められた。 地元メディアの「KTLA5」は「ドジャースの優勝セレモニーで大谷が珍しく英語で発言」という見出しをとって、こう伝えた。 「メジャーリーグ史上初の『50-50』選手であり、ナ・リーグMVPがほぼ確実視されている大谷は、金曜日にドジャースタジアムの観客の前で英語での珍しいスピーチをしてチームのワールドシリーズ制覇を祝った」 そして「チームメイトに演台の前に引きずり出された後、シャイなことで有名な日本の二刀流のスーパースターは、彼の野球キャリアでほとんどやったことのないことをした」として英語のスピーチの全文を掲載した。 同メディアは「大谷はこの冬、ドジャースと記録的な10年総額7億ドル(約1071億円)の契約を結んだ。エンゼルスのアナハイムでの6年間を経て、大谷は青いユニフォームを着た1年目に球界最大の賞(ワールドシリーズ制覇)を獲得した。9度目の世界一があるのか。それは時間が立たなければわからない」と記事をまとめた。 大谷が狙うのも世界一連覇だ。