まるでカーテン ブーゲンビリア、真っ赤に彩り―南伊豆・龍宮
南伊豆町石廊崎の民宿兼食堂「龍宮」(熊沢智久さん経営)で、今年も真っ赤なブーゲンビリアが店先を彩り始めた。カーテンのように店舗正面を覆い、地域住民らの注目を集めている。 つる性の熱帯植物で、赤や紫色の苞(ほう)の中央に白い花を付ける。熊沢さんは35年ほど前に鉢植えを購入。挿し木で増やすなどして育てると、店舗の一面を覆うほどにまで成長した。 熊沢さんによると、開花は例年よりも少し早く、6月中旬まで楽しめそう。来店客や町内外から訪れた住民は興味深そうに観賞し、写真撮影を楽しむ姿も多く見られるという。 熊沢さんの妻栄さんも笑顔を浮かべ、「近くの歩道や店の中から観賞すると、また違った眺めを楽しむことができる。これからは白い花が今以上に咲いてきれいな景色になるので、ぜひ見に来てほしい」と話した。
伊豆新聞デジタル