中日・高橋宏斗、3イニング無失点で『プレミア12』へ準備万端!約1カ月ぶりの実戦で最速157キロ【フェニックスL】
◇27日 秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」 DeNA2―5中日(アイビー) 11月に開催される「ラグザス presents 第3回 プレミア12」に出場する日本代表「侍ジャパン」に選出されている中日の高橋宏斗投手(22)が27日、秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」のDeNA戦(アイビー)に先発し、予定されていた3イニングを投げ、3安打無失点と好投した。調整登板を上々の結果にまとめ、侍ジャパンに合流する。 試運転とは思えないほどエンジン全開だった。高橋宏が、シーズン最後の登板だった9月29日の広島戦(マツダ)以来、約1カ月ぶりの実戦マウンドで躍動した。 「しっかりとストライクゾーンで攻めることができたし、自分の中でも納得して3イニングを投げることができました」。立ち上がりから威力抜群の直球を投げ込んだ。初回は先頭・関根への初球がいきなり155キロを計測。簡単に2死を奪うと、東妻にはこの日最速の157キロで遊ゴロ。三者凡退と上々だった。 ピンチにも動じなかった。2回1死二、三塁のピンチを無失点で切り抜けると、3回も無失点。予定の3イニングで51球を投げ、プレミア12に向けた準備はOKだ。 山井2軍投手コーチは「飛ばしていたかもしれないけど、宏斗のエンジンからすればびっくりすることはない。シーズン中と変わりなく投げられていたと思う」と評価した。 フェニックス・リーグでは相手チームとの申し合わせによる試合運営が可能。高橋宏と清水の登板時に限り、プレミア12の大会使用球で行われた。今後は「スプリットの状態をもう少し上げたい。自信を持ってゾーンに投げられれば、もう一段階上がってくると思う」と微調整する構えだ。
中日スポーツ