[ハーレーカスタム試乗] ウイリーG.が手がけた不朽の名作XLCR。日本の奇才が高性能を持たせて再創造!
フェアリングとシートカウルは圧倒的な軽量化を図ることのできるカーボン製
◆「車体が重く、コーナーの進入では寝ないし、出口では起きない。もっとコーナリング性能に優れ、安全に楽しめるようにという願いから、純正オリジナルにリスペクトしつつ、開発から完成へと至りました」と、サンダンス代表ZAK柴崎氏は教えてくれた。 ◆フロントフォークにはマルチレートフォークスプリングが組み込まれ、アルミ削り出しのボディ内にチッ素タンクを備えるリヤサスペンションは、KYBと共同開発したものだ。サンダンストラックテックのトリプルツリーで、フォークとネックシャフトのオフセット量を最適化し、クセのない軽快なステアリングフィールを獲得しているのも見逃せない。 ◆ノーマルタンクは生産工場などの関係から3種類が存在し、その中間を取ったフォルムとも言うべき“CRらしさをより強調するフォルム”でサンダンスでは形状を決定し、アルミ叩き出しで製造された。エンジンに深く被さるように低くマウントされ、シートカウルまでまっすぐに伸びるカフェレーサーならではのシルエットを実現している。 ◆カウル&シートカウルはカーボン製で、モノコック構造によって軽量かつ高強度を極限まで追求された。
────────── ●文:青木タカオ(ウィズハーレー編集部) ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ウィズハーレー編集部