社長に住宅資金を不適切融資 グッドスピード
中古車販売大手のグッドスピードは25日までに、加藤久統社長に個人の住宅購入のための資金を融資する不適切な取引があったと発表した。融資は5件、計8500万円に上った。決算の不適切な会計処理に関する外部調査委員会の調査で判明し、グッドスピードが23年9月までの6年間を調べていた。 加藤氏への融資は法令上必要な取締役会の決議を得ていなかった。発覚前に全額が返済されていたという。社内目標達成のため、車両販売時に消耗品の交換などをしたように見せかける不適切な事案も明らかにした。 一連の不適切事案の再発防止策として、営業成績に過度に偏った成果給制度を見直す。