節約のため「お風呂は2日に1回」にしていましたが、真夏はさすがに毎日入りたいです。光熱費はどのくらい上がるのでしょうか?
お風呂とシャワーの光熱費について、気になる人は多いでしょう。「お風呂よりシャワーのほうが節約になる」と思う人も多いかもしれませんが、実際にどれくらいの節約効果があるのでしょうか。 「お風呂に入りたいけど光熱費が気になってシャワーで我慢している」という方も多いかもしれません。特に夏場は汗をかいて体がべたつきやすいため、できるだけお風呂に入りたいと感じるものです。そこで本記事では、入浴のコストについて検証します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
シャワーとお風呂にかかる光熱費
入浴時にかかる光熱費は、主にシャワーとお風呂に使う水道水と、水をお湯に交換するためのガスの2種類です。入浴中の照明による電気代も発生しますが、シャワーとお風呂のどちらでも照明の費用は変わらないため、今回は計算から除外します。シャワーとお風呂にかかるコストを、それぞれで計算しましょう。 ■シャワーの光熱費はどれくらい? 資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によると、シャワー1日1分の使用で年間1140円、その際の水量は12リットルとされています。また、その際のガス使用量(45度設定の場合)は年間で12.78立方メートル、ガス代にして約2070円です。 仮に1回の入浴で10分間シャワーを使い続けた場合、使用する水量は120リットルです。水道代で年間1万1400円、ガス代で2万700円の計算となり、合計3万2100円程度だと分かります。これを1日あたりに換算すると、「3万2100円÷365日」でおよそ87.94円です。 ■お風呂の光熱費はどれくらい? 同サイトによると、1回のお風呂で使う湯量は200リットルとされています。そのため、先ほどのシャワー120リットルあたりの費用に1.67倍(200÷120の数値、小数点第2位以下四捨五入)をかけることで、相当する費用を算出可能です。 シャワーの場合は1日あたり87.94円だったため「87.94円×1.67」で、1日あたりおよそ146.86円と分かります。