台湾で頼清徳新総統が就任 蔡英文前総統の路線を継承
台北、台湾、5月20日 (AP) ― 頼清徳氏は5月20日、台湾の新総統に就任した。新総統には防衛力を強化する一方で、中国からの事実上の独立政策を継続することが期待されている。 就任式に続いて総統府前の広場では、頼新総統の就任を祝って詰めかけた数千人の市民のために、軍楽隊の演奏や分列行進、民族舞踊やダンスなどの余興が繰り広げられた。 頼新総統は、国内の政治家仲間や、台湾と正式な外交関係を維持している12カ国の代表団、米国、日本、欧州各国の政治家たちからの祝辞を受け取った。 ウイリアムという英語名でも知られる頼新総統は、親密なパートナーである米国からの最新鋭戦闘機やその他の技術の輸入、潜水艦や航空機の製造による防衛産業の拡大、米国、日本、韓国、フィリピンといった台湾の非公式同盟国との地域的パートナーシップの強化を通じて、台湾の安全保障を強化する一方で、日台間の安定を維持するために前任者の路線を継続することを誓った。 前任者の蔡英文総統は、新型コロナウイルス感染症の拡大と、中国の軍事的脅威の激化にもかかわらず、8年間にわたり台湾を経済的、社会的に発展させてきた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)