路線価上昇率32・1%でトップの長野県白馬村、外資など再開発 「第2のニセコ」危惧も
一方、こうした状況に危機感を募らせる地元住民もいる。
白馬村に住む50代女性は「(地元の)レストランの価格が徐々に上がってきている」と証言。白馬村でホテルを経営する鈴木幸一さん(74)は「スキー場近くでは外国人の騒音トラブルやごみのポイ捨てなどが目立ってきた」と嘆く。
同じく海外資本も入って再開発が進んだ北海道のニセコ地区では、周辺の物価の上昇など、オーバーツーリズムによる弊害も指摘されている。
白馬村建設課の担当者は「『第2のニセコ』にならないよう土地の開発規模に規制を設け、住民説明会の実施も義務付けている」としている。(久原昂也)