『鬼滅の刃』実写化なら…柱らを演じるのは? 妄想キャスト予想(5)最強の巨漢! 日本で唯一演じられるのは?
世界的な人気を誇る漫画『鬼滅の刃』。日本人であれば誰しもが一度はタイトルを耳にしたことがあるだろう。2020年には物語の中盤を描く劇場アニメ『無限列車編』がメガヒット。今回は「もし『鬼滅の刃』が実写化されたら?」という仮定に基づき、「柱」など重要人物を妄想キャスティング。選出理由や現実度について解説していく。第5回。(文・タナカシカ)
●悲鳴嶼行冥(ひめじまきょうめい)
演じるなら、この人! ~鈴木亮平~ 悲鳴嶼は「柱」の中で最古参の人物。身体は身長220cm体重130kgと大柄で、常に冷静沈着。 まさに「岩柱」と呼ばれるに相応しい岩のような男。「岩の呼吸」の使い手で、常に念仏を唱えるという奇癖があるが、それによって己の集中力を高めている。同じ柱である胡蝶しのぶと、その姉・カナエを救った命の恩人であり、幼少期の2人に戦い方を伝授した。 現実離れした体型のキャラクターである。『鬼滅の刃』が実写化されるとなったら、日本人が演じるには無理があるとキャスティングは難航するだろう。しかし日本の芸能界にはただ一人、不可能を可能にする名俳優がいる。そう、鈴木亮平だ。 鈴木亮平といえば、徹底した役作りで知られ、壮絶な増量&減量エピソードにはこと欠かない。ブレイク前夜に出演した佐藤健主演のTBS系ドラマ『天皇の料理人』(2015)では、約20kgの減量を成功させ、結核患者役に挑んだ。病気の進行を表現するために、撮影の3日前は水すら飲まなかったという。 さらに大河ドラマ『西郷どん』(2018)では過去最大の体重、約100kgで挑んだ。しかしここで驚くのはまだ早い。鈴木は西郷の成長に合わせ、青年期から熟年期にかけて徐々に体型を変えていったのだった。正真正銘の役者、である。 体重を完璧にコントロールして役になりきるサマは、まるで“日本のクリスチャン・ベイル”。世界から発見される日も遠くないだろう。実際、鈴木は英語が堪能である。 海外にもファンが多い『鬼滅の刃』。実写映画が作られた際には、国内のみならず世界が注目するコンテンツになるだろう。そこで、鬼殺隊屈指の縁の下の力持ち・悲鳴嶼を鈴木が貫禄たっぷりに演じれば、ハリウッドデビューへの道も見えてくるのではないだろうか。
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