表情が柔らかくなったのは愛犬効果?空気階段・水川かたまりが取材前に泣いてしまった“驚きの理由”とは
お笑い芸人さんに一緒に暮らすペットを紹介してもらう「お笑い芸人の“うちの子”紹介」。第31回は空気階段・水川かたまりさん。 【画像】うちの子ベストショット①「ちょっと眠すぎ」 奥さんがもともと飼っていたミックスのそら豆(オス、4歳)と暮らしています。幼少期、犬に噛まれた経験から、好きだったけれど触れなかったという水川さん。そら豆くんの人懐っこい性格にも助けられ、一気に距離が縮まってからはかけがえのない存在になったそうです。
最初は僕のほうが逃げ回ってた
――そら豆くんと一緒に暮らし始めたいきさつを教えていただけますか。 奥さんが飼っていたので(結婚を機に)一緒に住むことになったんですけど、元々は奥さんの遠い知り合いがペットショップで購入した子で。そこで身動きも取れないような狭いケージに入れっぱなしだったり、ちょっと虐待みたいなこともされていて、挙句もう飼いたくないと言われたのを、奥さんが聞いて引き取ったらしいです。 そういう犬って人間嫌いになる子が多いみたいですけど、めちゃくちゃ人間が好きで、人が来ると構って構ってって近寄っていきます。 ――では、最初にかたまりさんと会った時も人見知りされなかった? まったくなかったです。逆に、最初は僕のほうが逃げ回ってたというか。犬は元々好きなんですけど、ちっちゃい頃、大型犬に指を噛まれてから触れるのが怖くて。 だから、最初は“こんなにガンガン来る犬かぁ、どうしよう”と思ってたんですけど、犬用パペットで遊ばせながらちょっとずつ触ったりして距離を縮めていきました。 そうやってるうちに、甘噛みっていうのがあるんだなとか噛まれてもそこまで痛くないんだなとかわかって触れられるようになりましたね。
うちの子ベストショット①「ちょっと眠すぎ」
――触るのは怖いけど、犬は好きだったんですね。 散歩してる動画とかを観るのがめちゃめちゃ好きで。相方(鈴木もぐら)は遅刻が多いんですけど、到着を待ってる間ってすごくイライラするんですよ。 そういう時、YouTubeで赤ちゃんか犬の動画を観て心を安らげるっていうのをよくやってたので、いつか犬を飼ってみたいとはずっと思ってました。だから、そら豆とも近づきたくて。 ――だから、パペットを挟んで触ったりと自ら歩み寄って克服されたんですね。 そうです。会ってひと月くらいでこういう生き物なんだっていうのがなんとなく掴めて。で、散歩に連れて出たり、体を洗ったりしていくうちに、向こうもちょっとずつ慣れてきました。 犬って自分の中で序列があるみたいなことを聞くじゃないですか。奥さんを自分のボスだと思ってるんだなっていうのは見ててわかるんですけど、僕は雰囲気的にめちゃくちゃ下の地位からのスタートだったというか。 散歩していて、僕がこっちに行きたいなと思ってても譲らないし、ご飯をあげる時にお手、おかわり、伏せ、見てっていうのをやるんですけど、その時もずっと「ウゥゥゥゥ~!」って(唸ってて)。僕にやらされるのが不満だったみたいで、いつもブチ切れてました(笑)。 けど、3年一緒に暮らして、その関係もなんとなく変わってきてる気がします。もしかしたら今は僕を弟とか子供とかだと思っているのかもしれない。映画を観て泣いたりしてると、大丈夫か? っていう感じで近くまで来て顔を舐めたりしてくれるんですよ。 ――いい関係ですね。元々、犬が好きだったそうですけど、一緒に暮らすようになってさらに愛情が増したのではないですか。 今は犬のために働いてるみたいな感覚っていうか。辛い仕事があっても、帰ったら犬いるしなって思ってます。 飼う前は犬を家族だと言ってる人の感覚があんまりピンと来ないなと思ってたんですけど、一緒に生活する生き物として家族だという感覚が理解できるようにもなりました。 今日、ここに来る前、ドトールで作業してたんですけど、“このあと犬の取材かぁ”とか思いながらそら豆のことを考えてたら、死んだ時のことまで考えちゃってめっちゃ泣いてしまいました。 ――え、ドトールで!? はい。ちょくちょくあるんですよね、犬のことを考えてて最後に死ぬところを想像して悲しすぎて泣くって。1クールに1回くらいの頻度であります。今日もそこまで想像してだいぶ落ち込みました……(と俯く)。