【鹿児島県 2023年版】 冬の絶景・風物詩10選 20頭以上の馬と参詣する壮大な祭事
◆鰻温泉
「鰻温泉」は、薩摩半島の南端部にある指宿市の温泉地。神秘的な火口湖「鰻池」の畔に位置し、温泉好きとして知られる西郷隆盛も逗留した湯治場だ。 その歴史は長く、温泉として利用されるようになったのは江戸時代から。昔懐かしい町並みのあちらこちらから湯けむりが上がり、ぬくもりを感じる情景が広がる。 鰻温泉には地元ガイドが案内する町歩きツアーがあり、天然温泉の地熱を使用したカマド「スメ」で蒸した熱々の地元野菜や卵を楽しめる。 鰻温泉(うなぎおんせん) 所在地 鹿児島県指宿市山川成川6517
◆藤川天神の臥龍梅
地域住民から「藤川天神」の愛称で親しまれる、薩摩川内市東郷町藤川にある「菅原神社」。 境内にある梅園の梅の木は、道真公が手植えした一株が繁茂したとされるもので、現在は約300本にもなっている。このうち55株は伸びた幹が地に伏せる姿が竜に見えることから「臥龍梅」と呼ばれ、国の天然記念物に指定されている。 例年2月中旬から3月上旬に薄いピンク色の花を咲かせ、見ごろの時期には境内が多くの観梅客で賑わう。 見ごろの時期:2月中旬~3月上旬 藤川天神の臥龍梅(ふじかわてんじんのがりゅうばい) 所在地 鹿児島県薩摩川内市東郷町藤川1267
◆魚野フライトエリアから望む雲海と朝日
霧島山の麓に位置し、その名の通り美しく澄んだ湧き水が豊富な湧水町。この町にある、パラグライダーのテイクオフ場として整備された魚野フライトエリアは、視界が開けた場所にあるため、気象条件が合えば盆地ならではの壮大な雲海と、霧島連山から昇る朝日を見ることができる。 厳しい寒さと眠気に打ち勝って、朝日に染まる雲海を見にいこう。 見ごろの時期:11月上旬~3月下旬 魚野フライトエリアから望む雲海と朝日(うおのフライトエリアからのぞむうんかいとあさひ) 所在地 鹿児島県姶良郡湧水町川西魚野
◆大根やぐらのクリスマスツリー
干し大根のやぐらの発祥は鹿児島といわれ、12月~1月頃まで収穫した大根を寒風にさらす巨大なやぐらが現れる。高さ7メートル、長さ50センチの巨大やぐらが高台に何棟も配され、1棟約1万本の大根が並ぶ風景は圧巻だ。 大隅半島南部に位置する錦江町では、毎年干し大根のやぐらをクリスマスツリーに見立てたライトアップイベントを開催。大根やぐらが白いスクリーンとなって幻想的に彩られる。 ライトアップ期間:開催中~2024年1月14日(日)18:00~22:00 大根やぐらのクリスマスツリー(だいこんやぐらのクリスマスツリー) 所在地 鹿児島県肝属郡錦江町宿利原地区