過酷な救出活動労う 県消防援助隊の解散式
能登半島地震で大きな被害が出た珠洲市で活動していた富山県緊急消防援助隊22日、県内に帰着し、氷見市の氷見消防署で解散式が行われた。辻井秀幸県消防課長が第4次隊の約70人を前に「過酷な状況の中での活動だった。社会を守る守護神として一層尽力をお願いします」と述べ、労をねぎらった。 第4次隊大隊長の春日裕治さん(高岡消防署副署長)が終了を報告した。春日さんは一家9人が犠牲になった珠洲市仁江町の土砂崩れ現場の救出作業などを振り返った。 県内の7消防本部でつくる援助隊は、10日に派遣された第1次隊から第4次隊まで延べ281人で、不明者捜索や、安否確認、高齢者らの搬送に当たった。