DeNA・東「流れ変える」第3戦先発で復帰登板 骨折の山本も戦列復帰でコンビ復活の可能性も
日本シリーズ初戦から2連敗を喫したDeNAが28日、ソフトバンクの本拠地であるみずほペイペイドームで全体練習を行った。29日の第3戦の予告先発は東克樹投手(28)。12日のCSファーストS・阪神戦で左太もも裏を痛めて戦線を離脱していた左腕にとっては、復帰登板。エースはチームの流れを変える投球を誓った。 ハマのエースが大一番で帰ってきた。左太もも裏の肉離れで戦列を離れた東が第3戦で先発マウンドに立つ。2連敗の苦しい状況を打破するため、全力で腕を振る。 「状態もほぼ回復している。流れを変えられるような投球を心がけて投げたい」 悔しさを力に変える。12日のCSファーストS・阪神戦で左太もも裏を痛め途中降板。戦線を離脱することとなった。巨人とのファイナルSではロッカーからエールを送ったが、「自分が投げられないもどかしさは非常に感じていた」。大事な時期での離脱に唇をかんだ。 それでもエースはくじけなかった。「DHがあるところでの投球を見据えて調整してきた」と予定通りにリハビリを進め、ここまで来た。「復帰できて、投げられる喜びを感じながらマウンドに立てたら」。支えてくれた人たちへの感謝を込めて。翌日に控えた戦いに、闘志も燃やした。 この日の全体練習には、右尺骨骨折で戦列を離れていた山本が合流。シーズン中に東とバッテリーを組んでいた山本は「活躍できる、かつ試合に勝てる状況で出るのがまず大事。使っていただけることがあれば全力で頑張りたい」と復帰即出場へ意欲を見せた。 東&山本のバッテリーについて、三浦監督は「予告は先発だけなので、投手しか言わないですよ」と明言は避けたが、敵地・福岡で、息のあったバッテリーが復活する可能性もある。 福岡は、2人が昨春のオープン戦で初めてバッテリーを組んだ思い出の地でもある。「良い思い出がある球場なので、明日勝てるように」と山本。エースの快投で勢いに乗り、逆転制覇を成し遂げる。