まとめ洗いがラクな間取り。0歩で室内干し&5歩でクローゼットへ収納できる
完全独立なので洗面や浴室使用中も乾燥できる!
洗濯を苦にしないため、とにかくため込まないことを意識しています。そのため、天気に左右されず、自分のペースで洗濯できる環境は助かります。 室内干しでもしっかり乾燥させるため、除湿器も活用。 ドア3枚を閉めきって除湿器をつければ、数時間でカラカラに乾きます。乾燥と同時に洗濯もできるので、週末のまとめ洗い&乾燥も可能です。 本音を言えば、ドラム式洗濯機や浴室乾燥機に憧れています。しかし、予算には限りがありました。それに、除湿器なら壊れたときの取り換えが容易です。というわけでこの方式は、わが家がとれる最善を選択でした。 間取りに関しては、家事室を脱衣スペースや洗面所と、完全に分離できるようにしました。このプランにして、とてもよかったと思っています。お風呂や洗面所を使う家族がいても、洗濯乾燥には影響しません。
勝手口の外にある物干し場にはサブ洗濯機を設置
家事室には、洗面所を経由してウォークスルークローゼットに行ける動線とは別に、もう1つ動線があります。それは、最短距離でキッチンとの行き来ができる動線です。このキッチンの先には勝手口があります。 天気がよければ、この勝手口を出てすぐの場所にある、外の物干し場で洗濯物を干します。10歩で移動し、人工芝を敷いた物干し場に、靴下のままで降りちゃいます(笑)。 この動線も便利。洗濯物を干すときも、取り込むときも苦になりません。 外の物干し場には、買換え前の洗濯機をサブ機として設置しました。家の中の洗濯機で洗うのに抵抗があるもの(クルマのマットや泥汚れの予洗い)に使用しています。
唯一の不満、洗濯物が滑る問題はチューブを巻いて解決
洗濯をラクにすることを考え抜いたので、間取りに不満はありません。ただし、洗濯ワイヤーはよく考えて選ぶべきだったと後悔しています。 筆者は、天井に設置する「ハンガーバー」を希望していました。ですが、長身の夫にとって、常に天井からぶら下がるバーの存在はうっとうしいらしく…。不要なときに収納できる壁づけの洗濯ワイヤーに。 ワイヤー設置には下地入りの壁が必要です。ところが、3方向ドアのため制約が多く、ワイヤーの1本が水平につけられず斜めに。ワイヤーが斜めだと、洗濯物が滑るため間隔をあけて干せません。 水平に設置できたワイヤーも、ゆるむと斜めワイヤーと同じ状況に陥ります。ワイヤーの長さを生かしきれないのは、狭いランドリールームでは死活問題。 とはいえ、壁に穴をあけて設置したので、新しくつけ替えるのは、どうしても抵抗があります。数十本あるハンガーを滑り止めつきに買い替えるのも大げさな気が…。そこで、ワイヤーに、滑りにくくなるよう工夫しました。 まずは、ホームセンターでシリコンチューブを購入。 洗濯ワイヤーの先端の白い部分(壁への設置部分)は、取り外せません。そこで、シリコンチューブを切り開いて、ワイヤーに巻きつけました。 切り込みは一直線ではなく、スパイラルチューブを意識してクルクル回転させて入れました。これでハンガーをかけても、巻いたチューブが外れず大成功です。 想定していた以上に、洗濯物が滑りにくくなりました。日々試行錯誤してきた筆者は、とても満足。ですが、不要なときに収納できなくなったので、夫は不満かもしれません。
神長沙妃