笹生優花が中学生に教えたゴルフの基本 棒を使ったドリルがおススメ⁉︎
体やスタンスの向きに合わせる棒とフェースがターゲットを向いているかどうかをチェックする、2本の棒ドリル。さらにシビアに扱うのが笹生流だ。2本の棒を漠然とただなんとなく平行に並べて置くのではない。ターゲット側と後方の2本の幅を数ミリの誤差がないようにきっちり測りながら平行に並べてショット練習する。そこまですることがスウィング作りの基本だということを子どもたちにアドバイスした。
アプローチは"1本棒ドリル"で上達
アプローチ練習場でも、ターゲット意識の重要性は同じだった。 スピンを効かせてボールを止めるアプローチとボールスピードを落として距離を出さないアプローチを教えたあと、“1本のスティックを使ったドリル”を子どもたちに教えた。 「この棒に当てられる? やってみて! できる人?」 棒まで1ヤードもない距離から2~3センチ幅の棒に4センチのボールを当てるドリルだ。ターゲット意識を強く持つこととフェースをターゲットに正しく向けて、ボールをターゲットに打ち出せるかどうかを確認する練習法だ。 笹生はさらっと棒にボールを当てて見せると、子どもたちに打たせてみた。
「なかなか当たらないでしょ。いい練習になるから、やってみてね」 すぐできる子もいれば、当たらない子もいて、笹生と子どもたちはゲームを楽しむように”戯れた”。 当初参加した22名の子どもたちへのレッスン時間は80分を予定していたが、押しも押して100分以上に及んだジュニアクリニック。 「中学生のころは、もちろんプロになりたい夢をあったけど、それ以上に今日はゴルフをやりたい、いつもゴルフしている人たちとゴルフを楽しみたいという気持ちでゴルフを楽しんでいました。ジュニアのイベントもみんなと一緒にゴルフを楽しめたら」と、ジュニアクリニックを始めたという。 今年のジュニアクリニックは終わったが、また来年以降も続けていきたいという笹生。来シーズンに向けて、子どもたちから大きな刺激を受けた。
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