鮮やか15万本! 「季節外れのヒマワリで地域元気に」住民が休耕田に植栽 南九州市川辺・大久保〈詳細地図あり〉
鹿児島県南九州市川辺町本別府の大久保集落で秋のヒマワリが見頃を迎えた。季節外れの花で見物客を呼び込もうと自治会が企画して13年目。今年は休耕田1.2ヘクタールに15万本を植えた。台風10号で被害を受けたため遅めの開花だが、鮮やかな黄色い花を11月中旬まで楽しめるという。 【写真】〈関連〉1人5本まで持ち帰れるヒマワリ狩りを楽しむ見物客=27日、南九州市川辺町本別府
10月26日から花畑の真ん中にテントを設け、地元農産物販売やお茶の提供を始めた。毎年の常連客も多く、のどかな風景を眺めながら住民とおしゃべりに花を咲かす。テント開設は午前9時~午後4時。 花は1人5本まで持ち帰り可能。活動継続のための募金を呼びかけている。初めて訪れた出水市高尾野の小坪浩子さん(64)は「ヒマワリを見ると元気をもらえる。秋にこんな景色を見ることができてよかった」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島