配信番組に出演、自分たちで育てたシクラメンをPR・販売へ 7日に安房拓心高校の生徒6人(千葉県)
地場産品の販路拡大に取り組んでいる、南房総市の道の駅とみうら枇杷倶楽部が運営する通販サイト「南房総いいもの市場」で、7日に行われるライブ配信番組に市内にある安房拓心高校の生徒が出演する。同校の生徒が、実習で丹精込めて育てたシクラメンをPR、販売する。 「南房総いいものライブ直送便」と題した番組で、デジタル技術を活用して農産物や加工品の販路拡大を図り、産地の収益力向上と販売力強化を目指す。2024年に農林水産省の中山間地農業ルネッサンス推進事業に採択され、同年3月から配信を行っている。 これまで4回配信されているこの番組では、地元農家が育てたビワやレモン、プリンなど、市内の道の駅に並ぶ商品を紹介。今回は、同校で生産する農産物や加工品を生徒自ら紹介することで、学校の特色ある取り組みを広く知ってもらい、より多くの人に手に取ってもらおうと出演することになった。 同校のシクラメンは、文化祭や道の駅三芳村「鄙の里」のイベントなどに並ぶとすぐに売り切れてしまう人気商品。市のふるさと納税の思いやり型返礼品にも採用されており、鮮やかな色の花を咲かせ、生活空間にくつろぎを与えてくれると好評を得ている。 ライブ配信当日は、生徒6人がシクラメンの特徴や校内の栽培現場の様子などを紹介。購入希望者は、配信画面の下部に表示される購入ページのリンクから購入できる他、「南房総いいもの市場」内で8日の午前0時まで販売される。 配信は、午後1時半からと7時半からで、どちらも同じ内容。時間は20分程度。視聴は「南房総いいものライブ直送便」専用サイトでできる。 問い合わせは、南房総市観光プロモーション課(0470・33・1091)へ。