AI関連の暗号資産がアルトコイン急騰を主導──第4四半期のビットコインのブレイクアウトが近づく
ビットコイン、第4四半期に史上最高値更新か
10Xリサーチ(10x Research)の創設者であるマーカス・ティーレン(Markus Thielen)氏は23日のCoinDesk Markets Dailyとのインタビューで、2019年には利下げによってビットコインが下落したが、経済の弱さではなくインフレが2%に向けて落ち着いていることが理由で利下げが行われる場合、今回は強気に働く可能性があると述べた。 ティーレン氏は、6ヶ月間の横ばい相場から今年第4四半期にビットコインが史上最高値に向けてブレイクすると予測し、上昇を後押しする複数の要因を挙げた。 10月から3月までの月は歴史的にビットコインにとって最も強い期間であり、年間の上昇の大部分を占めている。 ティーレン氏によれば、破綻した暗号資産取引所FTXの破産財団が今後数ヶ月で約160億ドル(約2兆3200億円)の資産を債権者に再分配する可能性があり、その資金の一部が暗号資産に還流する可能性があるという。 米証券取引委員会(SEC)は先週、ブラックロック(BlackRock)のビットコイン現物ETF(上場投資信託)であるIBITのオプション取引の上場を承認した。これは、ETF関連でより多くの金融商品を発売する道を開き、最終的にビットコインにさらなる機関投資家の流動性をもたらす前向きな動きだ。 多くの暗号資産投資家は11月に行われる次の米大統領選挙で誰が選ばれるかについて不確実性を感じているが、ティーレン氏は、選挙は「実際には重要ではない」と述べた。政府の支出と赤字は引き続き増加し、ビットコインに恩恵をもたらすからだという。 |翻訳・編集:林理南|画像:CoinDesk|原文:AI-Related Cryptos Lead Altcoin Surge; Bitcoin Breakout Nears with Several Catalyst in Q4: Analyst
CoinDesk Japan 編集部