RAB青森放送

東京商工リサーチ青森支店によりますと、日勧輸送（株）（青森市ハツ役上林6-9　設立1960（昭和35）年8月25日、資本金1000万円、古村義美社長、従業員3名）が、2024年9月30日を以って事業を停止しました。 10月7日に青森地方裁判所に破産を申し立て、同月10日付けで破産開始決定を受けました。 負債総額は約4950万円です。 日勧輸送は1960年8月に一般貨物自動車運送業を主体に設立され、事業歴は長く、アスファルト輸送を専門に地区運送業者や建設業者の下請けとして稼働していました。 1983年12月には古村義美氏が代表取締役社長に就き、ピーク時には約2億3000万円の売上高を計上していました。 しかしその後は人件費負担や車両等への設備投資負担が大きく、利益面も低調を強いられ、これにより資金繰りが切迫していたということです。 また、同業他社との競争も激しく、事業規模を徐々に縮小するなか、2023年11月に代表の古村義美氏が病気で入院し、後継者も不在だったことで、これ以上の事業継続は困難として2024年9月30日を以って事業を停止し、今回の措置に至ったということです。