山本奈衣瑠、“大女優”からの手紙のサプライズに涙「言葉が出ない…」
女優の山本奈衣瑠(30)らが9日、都内で行われた、映画「ココでのはなし」(こささりょうま監督)の公開記念舞台挨拶に登壇した。 【画像】山本奈衣瑠、“大女優”からの手紙のサプライズに涙「言葉が出ない…」 今作は、東京オリンピック開催直後のゲストハウスを舞台に、住み込みで働く詩子(山本)とそこに集う人びととの交流と、いとおしい日々を描いたヒューマンドラマ。 山本は「正直、この映画は、タイトルも私たちが出ている事も忘れてもいいから、見てくれた方の人生がちょっと楽になるとか、自分を苦しめない何かになればいいかなと思っています。ちょっと休憩することとか、無理しないこと、ちゃんとおいしく温かいご飯を食べることを思っていただけたら一番うれしい」と話した。 山本はモデルとしてキャリアをスタートし、2019年から俳優業への挑戦も始めた。撮影は21年に行われ、オファーを受けた際について「まだ(役者業は)全然していない時だったので、もちろんうれしい気持ちもあったんですけど、本当にかなうのかなと思っていた。(当時は)監督も私が映像をやっているのをちゃんと見ていない時だから、“何でこの人はこんなに信頼してくれているんだろう?”という不思議な気持ちもありました」と正直な気持ちを明かした。 この日は、若者たちの心のより所となる三園泉役を演じた女優・吉行和子(89)から、登壇者にサプライズで直筆の手紙のプレゼントもあった。 山本は手紙があると知るやいなや、「え~、すごい~」とつぶやき、思わずしゃがみ込みそうになるぐらい感激。司会者が「皆さま、初日おめでとうございます。楽しかった撮影を思い出しています」と代読すると、何度も後ろを向き、涙をこらえていた。山本は聞き終えると、「ヤバイ、ちょっと吉行さんのお手紙には言葉が出ないです。涙が出てしまいました。逆に言葉にしないように、自分の中に入れておきます」と喜びをかみしめていた。
テレビ朝日