ノーノー達成、19年ぶり11連勝、「0-33」の悪夢から激変! 交流戦を盛り上げた広島、ロッテ、楽天の強さの秘密
■"横振り打線"の楽天が交流戦で息を吹き返す!! 今年の交流戦を盛り上げた楽天だが、交流戦直前のソフトバンクとの2連戦では「0-33」と歴史的惨敗を喫していた。交流戦で快進撃を果たした要因は「配球面」とお股ニキ氏が語る。 「速球が得意な打者に速球を、変化球が得意な打者に変化球を多く投げるなど、配球は以前から疑問視されていました」 実際、今年4月にはエース格の早川隆久が2度も5失点し、捕手の太田光に対して、「自分は要求された球を投げた」と批判して物議を醸した。 「ただ、配球はすぐ改善できる部分でもある。6月のチーム防御率は2点台ですし、早川と太田も和解し、交流戦で好投。確実に成果が出ています。 また、辰己涼介、小郷裕哉(おごう・ゆうや)、小深田大翔(こぶかた・ひろと)ら、コツコツと当てるのがうまい"横振り"の左打者が多く、"飛ばないボール"の今季はライナー狙いに徹したほうが勝てる確率も上がる。この点は広島が好調なのと同様です」 文/オグマナオト 写真/時事通信社