自分だけのオリジナルカラー、陶芸家から伝授 支援学校でアート学ぶ授業
専門家を講師に迎えてアートを学ぶ特別授業が丹波支援学校(京都府南丹市八木町)であった。生徒は多彩な絵の具を混ぜて、オリジナルの色を生み出した。 府の事業「学校・アート・出会いプロジェクト」の一環。陶芸家の綿引恒平さん(42)=京都府亀岡市=を講師に、中学部18人が参加した。 生徒は、用意された10色のアクリル絵の具を白い砂に混ぜ、パステル調や暗くくすんだ色など既製の絵の具にはない色に仕立てた。 独自の色には名前も付けた。濃い赤は「ハート」、黒っぽい緑は「ゾンビ」、みずみずしい緑は「ブロッコリー」とした。 3年の女子生徒(15)は「西洋のドレスをイメージしたエメラルドグリーンのような色がお気に入り」。綿引さんは「きれいさに優劣はない。自分だけの色を作ってもらえた」と講評した。